会の概要 はじめに


はじめに
ここは新田自然保護の会の説明のページです。
主な活動場所は、足立区新田地区にある新田わくわく水辺広場です。
新田自然保護の会活動概要  会の案内チラシダウンロード
関連団体
自然を守るために ゴミの状況
自然保護の会活動計画.pdf

足立区新田地区の荒川河川敷の環境について。

2008年に足立区新田の荒川河川敷鹿浜橋下流部分の都民ゴルフ場
が閉鎖され、これに伴う生物調査で、足立区内ではほとんど全滅したと
見られていた貴重な野性生物が多数確認されました。

現在この地は、新田わくわく水辺広場として2010年より順次開園し始め
ています。

もともとここは地元ではクロメダカの学校が見られる群生地として知られて
おり、足立区及び地元で行った調査では、クロメダカなど四種の環境省レ
ッドリストの生物をはじめ、多様な水生動物や昆虫の生態系の確立が確
認されています。これはゴルフ場があった時代に一般人が四十年間以上
に渡り自由に入れなかったことにより偶然にも保護されていたもので、東京
二十三区内では足立区新田が数少ない貴重な野生生物の多様性が
残されている生息場所の一つであります。ご存知の通り、東京の野生生
物はとても貴重なもので、環境保護という観点においても非常に重要な
シンボル的存在であります。

近年世界的な異常気象の多発と環境の変化が著しくなり、環境に対す
る関心が高まってきました。いずれ木々や草の一本一本、東京都内に生
息する多種多様な生物が稀少なものとなる時代が確実にやってきます。

自然環境や野生生物に対しても、手遅れになる前に私たちは残されたも
のを守り、未来の世代へと引き継ぐ責任があります。

地域の自然環境を大切にしなければ真の発展と繁栄はあり得ません。

現在、足立区土木部公園課と国土交通省荒川下流河川事務所、地
元住民が一体となって全国に誇れる環境保護地区、たくさんの小さな命
を育む生物保護地区をこの河川敷に設立しようと努力しています。

この素晴らしい自然と野生生物を保護し、かつこどもたちの心の教育に
活用することで、東京都内に理想的な環境を提供し、特に未来の世代
への情操教育の場となることを目標としております。この活動が上手くいけ
ば、全国の環境保護地区に対してのいい見本となることと思います。

つきましては、足立区の荒川河川敷の自然保護および希少生物保護に
対して、ご賛同を賜りますれば幸いと存じます。何卒よろしくお願い申し上
げます。

平成22年4月23日

新田自然保護の会









自然教育支援
地元のこどもたちのための自然体験教育はとても大切だと考えています。
小さな命に関心を持つことは、やがて人の命の大切さを理解し、自分と周りの環境に対する優しく豊かな心を育むことになります。








上の写真の
1番が上流部の草地広場
2番が中流部の自然保護エリア
3番が下流部(開発検討中)
下の写真
シロサギ;中流部にて。






草地の現状
明治大正時代は、日本の国土の1割りは草地でした。
現在は、国土の1%に激減しています。
草地は、自然生態系の宝庫であり、自然保護指標の一つになっています。

湿地の現状
日本は「豊葦原の瑞穂の国」(古事記)と言われていました。

ヨシが生い茂った水辺に恵まれた稲穂の育つ国という意味です。

明治時代以降、6割以上の湿地が消失し、北海道以外の湿地は壊滅に近い状態です。ほとんどが開発による消失が原因です。

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